地方からの相談者、Kくん。
キャリアシートを見て何より私が惹かれたのは、
「言葉が異なる交渉相手と粘り強く話し合い
一致点を見出す意見調整能力」
という自己PR文。
英語・スペイン語・ポルトガル語を操り、NPOでどんな仕事をしてきたのか?
興味津々!
休日返上。自宅ロビーに呼んでの面談となりました。
想像はしてましたが、写真よりも精悍なお顔に、
小気味好く、誠実な話口調。
何より驚いたのは、24歳でありながら、
私の言いたいことを察し、瞬時に洞察し、
わかりやすい言葉で返せるお力です。
情感をこめながら、相手軸にたって、丁寧に伝えられる力、
これだけはもって生まれた才能。年齢ではありませぬ。
私は今まで、恥ずかしながら外国語とは、箔付けと考えてました。
勉強すれば、就職に有利とか、幅が広がる、
そういった理由がほとんど。
特に、第二新卒あたりまでの
外国語による高飛車でビッグな話には、
十ウン年も「はいはい♪」と、つき合わされてきました。
お腹一杯になっていた経歴のひとつです。
でも、彼によって気づかされたのは、
「コミュニケーションが得意な人は、言葉をツールとして
自然に外国語を(しかも何カ国語も)習得できる」ということ。
文化圏の違う3カ国を短期間でマスターし、操る彼は、
前職場で、極端に文化の違う国同士の派閥を沈静化してきたそうな。
こんなKくんには、
どの会社も外国語を活かせる仕事を紹介するでしょう。
でも、あえて「日本人同士の通訳」をオススメしました。
KYという言葉が流行っている昨今、
疲れるのは、主観的すぎる人が増えたこと。
会社も、トップの意見をどれだけ魅力的に通訳できる人が
幹部にいるかによって、発展度合いが変わります。
「真実はひとつ。捉え方は多数」(弊社の日めくりカレンダーより)
日本語は難しく、最近は特に、捉え方も主観の数だけ勢ぞろい。
これに悩む経営者は多く、コミュニケーションに才能を持った人こそ側近に欲しいもの。
仕事って、若いうちにしか習得できないコミュニケーション能力を磨いておけば、
あとは付属のようなもの。将来の成功率が高くなります。
これは才能をもった人が、人と会う場数を踏むことに勝ち目ありません。
自分で考える能力が非常に浅く、雑な人は、
もともと思考が浅く、人の気持ちを理解することができません。
説明しても深く理解はできません。
また、年齢を重ねると、
価値観が固まってきますし、受け入れキャパが減ってくるぶん、
受け流しを訓練しないと、やってられなくなります(それは私か・笑)
若いときの場数が自分なりの「人間統計学」を構築する手段。
どの業界かはわかりませんが、彼が日本人同士の通訳で活躍する日は
近いことでしょう。
Kくんのご両親さま
今の社会に必要な素晴らしいご子息をお育ていただき、
ありがとうございます
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